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再生医療における切断された指

再生医療は文字通り、損なわれていたり失った体の機能を再生して取り戻す技術を指します。
医学界における定義では、患者の体外で培養した幹細胞などを使い、体に移植して機能を回復するものとされます。
あるいは、同じく患者の体外で人工的に組織の構築を行い、移植をすることも再生医療に含まれます。
例えば、切断された指は形状を保っていれば接着できますが、断面が汚れていたり指に損傷があれば難しいです。
しかし再生医療の技術発展次第では、切断どころかバラバラに壊れてしまっても、幹細胞の培養と構築によって元に戻せる可能性が高まります。
組織を培養して移植する方法とは違うものの、海外では自然治癒を促進する医療用の粉末によって、切断された指が元に戻ったというニュースが報じられました。
非科学的との見方も存在しますが、有用性は実証されているとのことで、今後の発展や実用化に期待が掛かります。
細胞外マトリックスという技術を用いたもので、豚の細胞から作られたことが公表されています。
50日で約1cmほど傷口が盛り上がり、時間を掛けて再生したとのことです。
これまでの再生医療とは少し異なりますが、それでも切断された指が元に戻ったのは、過去に事故などで失った人にとって朗報でしょう。
更なる実証や安全性の確認など、まだまだ実用化に向けたハードルはありますが、医学の発展を感じさせるインパクトのあるニュースなのは間違いないです。
他の部分に応用できるとなれば、体表にできた傷に対し、粉を振り掛けるだけで治療可能になることを意味します。
体内にも応用可能だと実証できると、医療現場における可能性はもっと高まったり、万能な治療法となり得ます
細胞外マトリックスを含めて、将来の医療医療技術の鍵を握るのは、度々キーワードとして登場する幹細胞です。
幹細胞は臓器や組織のもととなる細胞のことで、いわば体を形作る材料といっても過言ではないです。
この細胞は自己複製能力と分化機能を持ち、限りなく増殖を続けられることが分かっています。
再生医療の研究では、幹細胞の培養と体の組織を作る実験が行なわれ、少しずつ成果をあげている状況です。
既にいくつかの組織を作り出すことに成功していますし、複雑な臓器すら作成できる、そういった可能性を感じさせてくれます。
指は、骨と筋組織や血管に神経からなっているので、これらを作り出すことが可能となれば、切断されても元通りに治せる治療法の確立へと結び付くはずです。
細胞外マトリックスの事例では、まだ再生メカニズムに不明な点が残るものの、表面だけでなく内部も再生していることが判明しています。
具体的には、細胞外マトリックスの物質が幹細胞を集め、骨や筋肉に血管まで形作ったということです。
幹細胞を取り出して培養するのとは異なるアプローチですが、こちらも再生医療の1つに他ならないでしょう。
違った形で研究が進むのは、医療を待ち望む人達にとって理想的です。
それは選択肢が増加することであり、治療の可能性が大きく広がる結果にも繋がります。
従来は、体のパーツの切断というと回復が難しく、損ねたパーツの状態に大きく左右されることが殆どでした。
その点、これからは接着が困難でもパーツを作り出すことができたり、傷口に粉を振り掛けて待つだけで良くなります。
万能と呼ばれる幹細胞を加工する技術が進化しているので、理想的な医療は何時実現してもおかしくないないと思われます。
夢のような治療の実現が、直ぐ目の前に迫る時代ですから、怪我などで体の一部を失った人に勇気が与えられます。
生まれつき体のパーツが欠けている、そういうケースに対応できる可能性も高いので、パーツを失う理由に関係なく、自分の体が理想状態に近付けられるようになります。

再生医療 , 切断 , 移植 , 細胞外マトリックス